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<<   作成日時 : 2009/08/09 08:19   >>

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「石アタマ」ならぬ、「医師アタマ」について書かれている本があるそうです。

「医師アタマ―医師と患者はなぜすれ違うのか?」
国立病院機構東京医療センターで臨床研修科医長を務める尾藤誠司さんという方の著書です。


キャリアブレインニュースという、医療介護のメルマガに載っていたのですが、
この中での、尾藤誠司さんへのインタビューよると「医師アタマ」とは、

医療者に確固として存在する「一様な価値観」のことです。“正しさ”の基準が常に医療者側にあって、これは正しいのか、正しくないのかに分けられます。こうした白黒はっきりした正しさというのは、患者さん個別の事情、心情などにかかわらず、医療の視点からの一様な考え方です。これは理科系の考え方からすると、全く自然なものです。


これを読んで、ハッとしました。

これは、介護の世界にも同じことが言えると思いました。

つまり、「医師アタマ」ならぬ、「介護士アタマ」…。


介護事業所でヘルパーさんや新人職員の突き当たるジレンマ。
よくよく話を聞いていると、
言っていること・やっていることは 確かに正しいのだけど、
どうも空回りして、必ずしもお客様に喜んでもらえていなかったり、
それどころか、苦情まで受けてしまうようなことが
本当に多い…。


しかも、そのようなケースでは、ヘルパーさんや職員自体の
専門知識が豊富だったり、それなりの経験もあったりで、
それなりの腕前を持たれていることが多いのです。


専門知識やこれまでの経験を総動員して、
ヘルパーさんなりに こんなにも真剣に頑張ってやっている。
にもかかわらず、上手くいかない。満足してもらえない。


もしかしたら、「介護アタマ」が、原因なのではないかと、
ハッとしました!

専門知識を持ち、経験がそれなりにあるヘルパーさんは、
おむつ交換の方法とか、食事介助の姿勢など、個々の介護方法について、
「かくあるべき」という様々なマニュアルをお持ちです。
ところが、そのことがかえって、
「目の前にいる利用者さんが何を望んでいるのか」という視点を
後回しにしてしまうのです。



先の、キャリアブレインの尾藤先生の記事に、こんな文章がありました。

「よく効く薬」といっても、実は本質的に患者さんの利益になっているかという観点から見ると、だいたい20人に1人くらいにしか効かないんですよ。例えば、高血圧の人の血圧を下げる薬があるとします。それを飲んで、血圧が下がります。でも、血圧が下がることが、いったいその患者さんの人生にとってどのような利益があるか、ということです(笑)。


そう、介護の場合にも、そうなのです。
「認知症・片麻痺のAさん」ではなく、
まずは「Aさん」という方がいて、
Aさんが「どう生きたいのか」を踏まえ、
そこから初めて、「認知症・片麻痺のAさんをどうケアするか」が
出てこなければなりません。

「認知症・片麻痺の人のケアは、かくありき」という
「かくありき論」が、Aさんにとってどれだけ利益があるのか。
すべてが否定されるのもではないにしても、
もしかしたら、Aさんにとっては
無用な労力に過ぎないものかもしれません。


そうかそうか、なるほど・・・

目からウロコ、でした。

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